2023.01.19
年に1度の楽しみ
年末の自分の道具の研ぎは毎年ですが、
今年は妻が勤務する保育園の調理場から包丁研ぎの依頼が7本ありました。
市販品の中に見覚えのある銘が。
鹿児島では「研秀」と聞いたら馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
鹿児島市役所前にある黒田金物店さん(研秀)。
大工さんの中でもノミ等の道具を買いに行かれた方は多いのではと思います。
職人が1本1本作るので刃紋も1本1本違います。
市販品の物とは違い、この様な刃物を研ぐ時にはテンションは上がり、
「刃の角度は以前のままに」
「鋼は何だろう?」
「砥石は何が合うだろう?」等、
考えながら研ぐ時間は楽しくあります。
普段は鉋刃ですが、違う刃物での研磨は新鮮で時に新しい発見がありました。
加工部:井手篭